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写真やってるブログです。二日に1回くらいのペースで更新してます。

たまにはちゃんと旅行の事を書こう ~2015年台中・台北編その1~

このブログにはまとまった旅行記がない。と以前話しましたのでようやく重い腰をあげてちゃんとした旅行記を書いてみることにしました。自分のための記録という目的が半分、そしてこれから旅行に行く人の何らかの参考になればという気持ちが残り半分です。自分も多くの人の旅行記を参考に旅行の予定を立てまくってますからね。自分が経験したこともどこかの誰かの役に立てば幸いです。ええ。

 

とりあえず第一回ということで手探りでやってみます。写真沢山貼ると絶対重くなるのはわかってるので100枚ずつくらいに分けていきたいですね。頑張りますね。

 

第一回は2015年の冬の台中・台北旅行編です。4度目の海外であり初めての一人海外旅の記録になります。ざっくりとした行程は下の地図のとおりになります。こういう記録は地図が無いとただ写真が並んでるだけみたいな感じになりますからね。

 

 

それではよろしくおねがいします。

2015年12月5日 台中台北旅行1日目

本題に入る前にいきなりで申し訳ないんですが話は2015年の3月まで一旦さかのぼります。2015年の3月に人生初の台湾旅行に総勢3名で行きました。そして「日本のすぐ近くにこんな異国があったんだ!」と感動しまくりました。で、ここで「こんなに近くにあるなら何度でも来れるじゃん! 来よう! 航空券も思ったより安いし!」と思ってしまったのが自分の海外一人旅人生の始まりになってしまったわけです。まだこの頃は台北往復がたしか2万円台だったんですよね。昔は安かったんですねえ航空券。

 

あとこの時の機材はα7Sと55mm f1.8ZA、そしてRX1Rの2つだけです。今考えるとよくその2つだけで旅行に行ったなと思います。

 

 

初めての一人出国の瞬間。台湾語はもちろん英語もまともにしゃべれませんが「台湾は日本人が多いし日本語も通じまくるから大丈夫大丈夫!」とほとんど緊張感なかった気がします。あ、この写真を撮ってる時はまだ12月4日です。

 

 

この頃の海外旅行はだいたいジェットスターかバニラエアでした。台北までたしか片道4時間くらいだったかな? 成田を出たのが21時半くらいで桃園空港に着くのが24時頃だった気がします。節約するために機内食とか食べずに寝て過ごしてました。(LCCの4時間のフライトとか揺れと騒音と狭さでほとんど寝れませんけど)

 

 

24時頃、はじめての一人桃園空港到着です。ここから12月5日です。だいたいの人は台湾旅行では桃園空港に到着すると思います。台北市内にも空港はありますけど、あそこを使う航空会社ってどこなんでしょうか、JALとかなんでしょうか?

 

 

桃園空港のバス乗り場近くのコンビニ、Hi-Life。空港で両替した台湾ドルを最初に使うのがだいたいここ…だったんですが、今は桃園空港に地下鉄が開通したので行くことがなくなっちゃいました。地下鉄が開通するまではよくお世話になりました。

 

 

コンビニで買った洛神花捲(当時20元)。とくに餡とか入ってない饅頭(まんとう)という程度の認識だったのですが、このブログを書くにあたって洛神花がなんなのか調べてみました。名前からして落花生みたいなもんか?と思ってましたけどどうやらハイビスカスらしいです。ハイビスカス!?

左は桃園空港から台中行きのバスです。6:00発とありますね。空港に着いたの24時ですけど。台中の説明も一応しておくと台北の南西にある街です。名前の通り台北と台南の間にある街です。

 

 

しかたないのでバスの時間まで空港のベンチで寝ます。一人旅で空港で寝るとか治安的にどうかと思うんですが日本と台湾ならたぶん大丈夫だと思います。この頃は地下鉄が無かったのでこういうルートをとってますが、今だと地下鉄の始発で高速鉄道桃園駅に移動して新幹線に乗ったほうが楽かもです。どっちにせよ空港で野宿は必要ですけど。あと一旦台北に出てそこから夜行バスに乗る手もあります。

 

 

こちらが台中行きのバスです。松山機場ってのは台北市内の松山空港ですね。機場が空港です。自分は外国語さっぱりわかりませんけど都度こういうのを見て少しずつ覚えていくスタイルです。まあなんとかなりますよ。

 

 

バスから見た台中市内の景色。台北と違いがあるかというと同じようなものではないでしょうか。台北、台中、台南、高雄、どこも都会なので市街地の景色が全然違うってことはないと思うんですけど、現地の人が見ると違ったりするんでしょうか。

 

 

台中駅前でバスを下車。目の前は原付駐車場。たくさんの原付を見ると台湾だなって感じがします。

 

 

旅行1日目のメイン目的地は台中の西にある港町、鹿港(ルーガン)です。台中駅から鹿港まで1時間ほどでつくバスが(今は)あるんですが、この頃は電車で一旦彰化駅に移動してそこからバスに乗ってます。確か当時はどう調べても彰化駅からバスに乗る事を推奨してたんですよね。

改めてちょっと調べてみたんですが、今は台湾トリップ(台湾好行)という観光シャトルバス路線があるっぽいです。便利になったんですねえ。

 

 

台中駅から彰化駅へ。「山線」と書いてありますが、山線とは別に台中を通らない海線という路線も近くを走ってます。イメージ的に近いのは愛媛県予讃線内子線でしょうか。あんな感じです。

 

 

車内アナウンスは何言ってるのかさっぱりわからないのでドアの上の電光掲示板が頼りの旅。なお台湾の鉄道に乗ったのはこれが初めてではないです。以前にも1度乗ってたのでちょっと強気です。

 

 

台中駅から数駅で彰化駅到着です。列車に自転車の絵が書いてありますが、台湾の鉄道はたしか自転車ごと乗れたはずで、それを意味するマークなんじゃないでしょうか。

 

 

向かいのホーム。かわいい。

 

 

鹿港行きのバスがすぐ出てしまうので早めにバスターミナルに移動。なお彰化駅には見学できる鉄道車庫があります。自分も時間があったら立ち寄ってみたかったですね。立ち寄ってしまうと絶対数時間溶けてしまうので泣く泣く我慢しました。

www.taipeinavi.com

なおこのへんの移動ルート確認は先人のブログ等を参考にしました。あと台北ナビだったかな。その節は本当にありがとうございました。

 

 

彰化駅前のバスターミナルから鹿港行きのバスに乗車。この時ってどうやってバスの支払いをしたのかちょっと思い出せないですすみません。EasyCard(悠遊卡)だったかな? 台北suicaみたいなもんです。以前の旅行の時に買ったカードを持ってきてたのでこの旅行で改めて買ってはないです。

 

 

そして鹿港の鹿港車站に到着。地名の由来は諸説あるのでぐぐってみてください。ちなみに世田谷に「鹿港」という有名な肉まん屋さんがあります。あの店とこの街はおおいに関係があります。この街にある阿振肉包 振味珍というお店で修業をした方が世田谷に開いたお店が世田谷の「鹿港」です。自分もよく食べに行きます。

www.lu-gang.net

それを知ってたくせになんとこの旅行で阿振肉包 振味珍には行きそびれてます。街自体が割と広くて、街巡りしてる間に疲れ切って忘れちゃったんですよね…。

 

 

昔はこのへんに砂糖?(自信がない)を運ぶ路線があったらしく、この鹿港車站は当時の駅舎を再現した場所だそうです。ここは港町ですしここから砂糖?を送り出していたんでしょうか。というわけで駅前には砂糖?を運んだ車両が残されてます。

日立製ですね。

 

 

ここから鹿港市街…市街というか鹿港老街に移動します。老街(ラオジエ)というのはざっくりいうと昔からある古い街並みです。有名な九份九份老街っていいますのでだいたいイメージはつかんでもらえるでしょうか。とりあえずそこを目指しました。上の写真は爆竹を鳴らすトラックです。なんだそれ。

 

 

たまたまですけどお祭りやってました。日本でいうと街のお神輿みたいなもんかな? と思ってたんですが実はかなり規模がでかい祭りだったことをこの後知る事になります。

 

 

最初についたのが鹿港龍山寺台北にもありますよね艋舺龍山寺。ここも台湾に5つある龍山寺のひとつです。台湾で一番状態がいい龍山寺らしいです。

鹿港車站のすぐ西にあるので老街に行く前にまず立ち寄ってみました。

 

一番下の写真は天日干しをしているお線香です。お線香の話はまたあとでも出てきます。

 

台湾は人気観光地ですがほとんどの人は台北、もしくは台南や高雄に行くと思います。初めての一人海外旅行はそういう場所から慣らしていくもんだと思います。ですがなぜかこの時は「自分はもっと知らない街に行ってみたい!」という気持ちが強く、いきなり鹿港まで来てしまいました。そしてこの鹿港龍山寺にたどり着いてやっぱ頑張ってここまで来てみて良かったなと。そしてこの旅で味をしめてしまったのでこれ以降も極力よく知らない街を旅程に組み込むようになってしまいます。この成功体験がすべての根源になってます。

 

 

鹿港龍山寺のお線香。ガスらしきもので火を付けます。まさかのやり方。

結構写真貼ったけどもうちょっと頑張ります。ここから北上して鹿港老街の中心をめざします。

 

 

引いた写真がないのでわかりにくいですが、台北とは違って明らかにのどかな景色です。そういえば犬が結構いましたね。道沿いに。

引いた写真がない理由の方はですね、最近は結構意識して引きの写真撮るんですがこの頃はひたすら寄って撮る事しか考えて無かったみたいです。55mmと35mmしか持っていかなかったせいもあるかもですけど。

 

 

次にたどり着いたのが鹿港の有名観光スポット、摸乳巷(モールーシャン)。狭すぎて胸が当たってしまう狭い道、みたいな意味です。凄い名前ですね。狭いというだけで観光地になるとも思えないのでたぶんもうちょっと歴史とかあるんだと思います、たぶん。

 

 

12月とはいえ台湾は暑いので少し休憩。冬瓜茶です。お茶というにはあまりにも甘い、自分好みの飲み物でした。

 

 

そしてさらに北上してお昼の12時頃にようやく鹿港老街の中心あたりに到着です。これだけ書いてまだ半日しかたってませんね、やべーですね。ペース上げないとダメな奴ですかねこれ。

 

初めての旅行記にしては随分長くなってしまったので一旦ここまでにします。今月中に続きを書ければよいなくらいの気持ちでいきたいですね。あまり間が開いてしまうと企画倒れで終わってしまいかねないですし。

 

つづく。