街中ですり寄ってくる猫はだいたい「痒いとこ掻いてくれ」という目的をもっています。これはほんとです。長年猫と触れ合って猫と和解した自分がいうのだから間違いありません。すり寄ってきたらまず肩、クビのあたりを強めに掻きます。すると猫は「あっ、この人間は『理解ってる』人間だ」と気づきます。そして「次はここを掻いてくださいますか」と掻いてほしい所を突き出してきます。そうなるとあとはもうひたすら猫を掻くだけです。抜け毛がいっぱい出るので気が済んだら抜け毛も払ってあげてください。ここまでくるともう猫は「頼む、いかないでくれ」と懇願してきます。あとをついてきます。名残惜しいですが人生は一期一会です。この出会いに感謝しつつ、次の場所へ。
写真は夜のドンドン坂の猫。さんざん掻いてあげたあとのまったりタイムです。いい夜です。
α7III&タムロン28-200mm ドンドン坂